雨。ときどき夜風

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      蒸し暑い夜


      開けた窓





蒸し暑い日が続きます。一気に湿気高い気候がやってきまいた
急に訪れたこのじめじめした空気に駆も天音も体が対応出来ていないようす

一方その頃アズマ兄妹の家では……ごく普通のやりとりが行われていました







【設定BGM: ari 『雨あがり』】
JR九州で使われてて凄く好きだったその昔。……昔?








駆「…雨もだいぶ落ち着いてきたか?」
シャル「少しは弱まったわね」
駆「だな。さ、もう戸締りしようぜ」
シャル「駆。傘はちゃんとある?どこかに忘れてきてないでしょうね」
駆「ああ、大丈夫だ。明日もこの調子ならお天道様ものぞめないだろうからな」
シャル「おっけー。この間みたいに持ってこさせないでよね」
駆「気をつける。まぁ、コンビニでいちいち買うよりいいだろ」
シャル「そりゃそうだけど……」
駆「明日も雨って言ってたな」
シャル「もう梅雨かしら」
駆「時期的には、もう少し先のはずだぜ」
天音「学校は今日も蒸し暑かったよ。すごくじめじめしててさ」
駆「俺も。今日は参ったぜ。こんなに湿度が高くちゃ勉強に集中できねーや」
天音「あれ?兄さんって勉強に集中してる時があったの?」
シャル「あはは、ないわよね。ないない」
駆「へーへー。これでもそれなりにやってるつもりなんだけどな」
シャル「ところで明日のお弁当。どうする?」
駆「任す。あればそりゃありたがいけど、無理にとは言わねぇよ」
シャル「……」
駆「あれ、どうした?」
シャル「任すって言われてもね……必要なの?不要なの?」
天音「僕はほしいよ!」
シャル「ありがと。でも天音は給食があるでしょう。どうなの、駆」
駆「お、俺も欲しい。頼むわ」
シャル「ん、よろしい」
天音「幸せものだね、兄さん」
駆「そうなのか?」
天音「きっとそうだよ」







コウタ「おッ」
ショウコ「どうしたのお兄ちゃん」
コウタ「雨のやつ、あがりやがったぜ。窓あけんぞ」
ショウコ「ダメよ。外から湿気が入ってきちゃうじゃない」
コウタ「こうも体が蒸してちゃ何もかわんねぇよ」
ショウコ「ガサツなお兄ちゃんは平気でも家具も畳も湿気は傷みの原因になるの!」
コウタ「けど、もう部屋全体がムシムシじゃねぇか。まだ蚊も出ない時期だしガラっとあけんぜ」
ショウコ「あ、こら!」
ガラッ
コウタ「……ふぃー。ほら、来てみろショウコ。涼しい風が入ってきてんぜ」
ショウコ「ふんだ。いっつも私の言うことなんてなんとも思ってないんだから」
コウタ「いいからこっち座ってみって」
ショウコ「あ、もう手を引っ張らないでよ」
コウタ「どうよ。雨上がりの風は気持ちいいもんだろ」
ショウコ「……。いつも思うんだけど」
コウタ「あ?」
ショウコ「雨の夜の浅草ってさ、すごく静かだよね」
コウタ「……」
ショウコ「蛙や虫の鳴き声とか、風の音ばっかりだよ。珍しくない?」
コウタ「そういやぁ、いつものけたたましい観光客の声が今日は少ねぇな」
ショウコ「もうちょっとだけ開けておこうか」
コウタ「……だな」
ショウコ「……ほんとだ。涼しい」
コウタ「な?言ったじゃねぇか」
ショウコ「うん」
ガチャ
キサブロー「うぃー、ええ湯じゃったぁぁ。風呂はええのう」
ショウコ「ちょ、ちょっとおじいちゃん!なんで寝間着をきてないの!?」
キサブロー「んお?股間になんだかひんやりな風が……」
コウタ「ばぁっかやろ!ショウコ!閉めろ閉めろ!」
ショウコ「は、はい!」ピシャッ
キサブロー「なんじゃ、閉めるのかい。せっかくの静かな下町風景じゃったのに」
コウタ「ったく……じいちゃんらしいけどよ」
ショウコ「あはは。さっきまでの雰囲気がパー……」






ジョッシュ「梅雨、か」
ラキ「梅雨とは何だ?」
ジョッシュ「雨と紫陽花をずっと眺め続ける時期のことさ」
ラキ「しょっちゅうあることなのか」
ジョッシュ「いや、少なくとも南極にはなかった」
ラキ「ジョシュアは梅雨嫌いか?」
ジョッシュ「いや、別に嫌いじゃない」
ラキ「そうか」
リム「今年は梅雨もせっかちさんなのかな?」
ジョッシュ「わからない。だけど、気分は落ち着くから」







まだ5月ですよね…。入梅の情報はまだまだなので単なる雨続きなだけだと思いますが…
基本渇水の福岡においてこれは恵みの雨だと友人が言ってました。全国的に雨なのかな

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by tuyuri_felnar | 2011-05-10 22:39

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり