サンセットノスタルジア。駆とコウタが見た夕暮れ

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   夕暮れに郷愁をおぼえ

  沈みゆく夕陽にコウタは何を思う






駆とコウタが普通の友達として屈託のない付き合いをしているのなら
こういうやり取りもしてるのかなって思ったりします

スパロボ学生組にそれぞれ友達設定があったりとかしないかな
駆と一鷹の先輩後輩関係とか






コウタ「夕陽ってこうやって見るとでっけぇなぁ」
駆「ああ。でっかい」



【設定BGM: 池田綾子『空の欠片』】





コウタ「なぁ、駆よ」
駆「どうした」
コウタ「お前、夕陽は好きか?」
駆「なんだそりゃ。らしくない質問だな」
コウタ「たとえばよ、この沈む夕陽をバックに佇む俺!
    実に映えると思わねーかっとかな!」
駆「まぁ、俺よりは似合うんじゃないか。よくわかんねぇけど」
コウタ「…とまぁ、冗談はこんくらいにしてよ。
    お前さ、夕陽をバックに河原で殴りあったりしないのか?」
駆「するかよ!
  どうしたんだお前。さっきからなんだからしくないぞ」
コウタ「いたんだよ、そういうのが似合う奴が。
    フォルカって言うんだが」
駆「……話には聞いてる。修羅っていう種族の人なんだろ。
  強い人だってショウコちゃんが言ってたよ」
コウタ「そっか。あいつがそんなことを……」
駆「ショウコちゃんにとってそのフォルカってのは……」
コウタ「ま、その話はまたいつかな。
    いつか、またきっと会えるだろうからよ」
駆「……」

コウタ「思いだしちまうんだ。こうして夕陽を見てるとよ。
     夕陽を背にして構えているあいつの姿を」
駆「ふぅん」
コウタ「忘れることはねぇ。あいつの魂が籠った機神拳。
    滾る紅い姿にふり乱した白銀の髪の修羅神」
駆「戦ったのか」
コウタ「ああ。何度か思いっきりカチあった。……強かったぜ」
駆「そっか。……ふふ」
コウタ「なに微妙に笑ってやがんでぇ、気持ち悪いやつだな」
駆「……いや、お前がさ。
  素直に相手を『強いヤツ』って言うの、なかなか
  聞けないからな」
コウタ「夕陽を見てると心は落ち着くかもしんねぇ。だけど」
駆「だけど…」
コウタ「俺の心ん中のずっとずっと奥底の方じゃ、
    なんか煮えたぎってたまんねぇんだよ。
    こう、ふつふつっとよ」
駆「うん」
コウタ「俺はここだぞ!いつでも帰ってこい!
    そしてかかってきやがれよ!ってな」
駆「帰ってこい、なのか?」
コウタ「わかんねぇ。元々あいつはこの世界の人間じゃねぇ。
    だから違うかもしんねぇが、そう言っちまうのよ」
駆「そうか」
コウタ「フォルカ!俺は待ってんぜ!ってな。どうよ?」

駆「コウタ。もう一遍夕陽の傍に立ってみてくれ」
コウタ「お?……こうか?」
駆「前言撤回するわ」
コウタ「あ?」
駆「今のお前はやっぱ最高にお前らしいぜ。あははは!!」
コウタ「なァ!?何笑ってやがる!」
駆「いやいや、悪い悪い!でもあんまり似合うもんだからさ」
コウタ「逆に馬鹿にしてんだろ!」
駆「似合ってるって言ってるだろ?」
コウタ「なんか頭にきた!今日こそとっ捕まえてやる!」
駆「お、走るか?
  よっしゃ。久しぶりにお前の走力を計ってやる。追いついてみろ!」
コウタ「まてぇぇぇぇぇぇぇええええ!!」





リュウセイ「……」
アヤ「どうしたの?リュウ」
リュウセイ「へ?いや、なんでもねぇ」
マイ「陽が沈むのがそんなに目を見張るほどのものか?」
リュウセイ「…どうなんろうな。わかんねぇや。
      でもなんか見てしまうんだよな」
アヤ「あら、
   リュウもそういうノスタルジーに惹かれる年頃なのね」
リュウセイ「そうなのかな」
ライ「そんなに日常が恋しいか?いつでも帰っていいぞ。
   日帰りになるだろうが」
リュウセイ「ひでぇ。でもよ、たまにはいいじゃねぇか。
      こういうキッツいな仕事してんだし」
アヤ「そうねぇ、たまにはこうしてリラックスしないとね」
マイ「そうなのか……」
ライ「マイ。こういったものは見ようと思えばいつでも見られる。
   だが、その時にしか見られない何かが、
   隠れていることもあるんだ」
マイ「そうなのか。みんなもそれを探しているのか?」
アヤ「……そうね。探してるのかもね」
リュウセイ「さ、リラックスしたところで、
      途中だったロボットアニメでも見るか。マイもどうよ?」
マイ「見る!」
アヤ「ライ、お願いだから止めて」
ライ「見守りましょう……。なるようになります」



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by tuyuri_felnar | 2011-05-12 22:43

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり