備忘録スパロボL『二つの世界を救った常識的一般人』

b0218972_19522135.jpgb0218972_19553166.jpg


  

    勢いで乗ったロボットが

      次元を壊す化け物でした





絶大なパワーを燃い繊細な操縦でしっかり制御
排熱が追いつかないアリスをフォローしながら
今日も彼は常識的に成長します。


力に溺れることもなく、
自分の目的をただひたすら見つめて行動できる。
その大人びた精神性は中学二年生と思えません。

それがスーパーロボット大戦Lの主人公、
南雲一鷹くんなのです。




【設定BGM:ポケットモンスターOP『ライバル』】
あれ?ライバルっていうライバルいたっけ?……ポジション的にはニーサン…ですよね?
ああそうか。世界を脅かすものがライバルだ。大統領だ





早瀬軍団の一員として
本当に「ただの人間」として


一鷹は序盤から、『鉄のラインバレル』の主人公:早瀬浩一と
同じ中学校で他愛の無いロボットの話をしている様子がよく見られます。
ダンクーガノヴァやマジンガーZ。ゴーダンナーの猿渡ゴオを
初めて見た時はあまりの感動に緊張して全身こわばってたくらい。
このあたりは年相応の男の子を思わせます。

彼は子どものこどもらしい「仲間意識」を大切にしながら、
非常に落ち着いた感性で戦い続けます。
友達のためなら力を尽くすし、敵に憤りを覚えることもあれば
自分から説得にいくこともある。

しかし、基本的に出過ぎることはなく、
周りのスーパーな人たちの活躍をしっかり支えようとします。


そして彼はいわゆる「巻き込まれ系」主人公。
一般人がスーパーロボットに乗り込んだワケですが。
ある種、彼はこれまでの主人公の中でもかなりの「普通の人」です。
軍人ですらない分スクコマ2のケイジくんよりも一般人要素が濃い。
しかしその成し遂げた実績は十分に一般人を凌駕する逸般人。
スパロボLではカトルも早瀬軍団でした。
「早瀬軍団の連携ってことでひとつ!」


本当にただの少年


統夜のような血統は関係ありません
念動力者のような素養はありません
異星人ではありません
EOTにも縁がありません
時流エンジンと多様性ある換装機構のようなものもありません
異世界の古代人が封印したファンタジー要素は皆無です
戦艦二つにロボット二体が合体したりしませんし
熱血魂併用もできません
実は技量能力値で下位争いをしています

しかしそれでも彼とアリスとラッシュバードは世界最高級の"可能性"になることができました


主人公と主人公機には何の因縁も特にありません。
あえて言うならシミュレータで操縦を経験したくらいです。
世界最凶級のもの好き博士が趣味で作っていたロボットに
偶然乗り込んだらそれが世界を壊せるレベルで強かった
トンデモロボットだったというお話です。
主人公機のラッシュバードもそれに呼応して
普通に手に入る特殊性のないパーツで作られたロボットですから
……でもそれがどうしてラプラスウォールなんて化け物バリアを……

おそらく普通じゃないのはグライフ博士の脳みそだけです
そういえば早瀬軍団を創立した道明寺も十分に逸般人ですよね。
理由もなく強いし


早瀬浩一の親友をやれるほどのできた性格。人間性

これは、すごいことですね。うん、普通じゃできない
浩一が街で暴れまわり、ラインバレルのファクターとして一鷹の前に現れたとき
一鷹は浩一に呼びかけ、降りるよう呼びかけても浩一は聞く耳を持ちませんでした
「俺の知ってる一鷹は普通の人間だ!そんなロボットに乗ってるわけない!」
「俺の友達の真似をする貴様は悪だ!」
手のつけられない様子を見て一鷹は、焦ることもなく、
動揺することもなく、仕方ないと思いある決心をします
「友達だからこそ殴ってでも止めてやる」

それを決断して実行する、そんな男の子です
まぁでも最終的に止めたのはカトル、でしたね。
Lのサンドロック-ラインバレル戦のイベント戦闘は必見
黒カトル…じゃなくてゼロシステムに抗えなかったカトルの過去を
思い出さずにはいられなかったのでしょう


「からあげにレモンかけていいッスか?」

彼は上手に周囲に対して気を遣います
からあげにレモンをかける時だってちゃんと許可を求める周到ぶり
よくできた子です


…少々地味な面がある?

グライフ博士が連れ去られ、時には親友と戦い、時には兄貴分と戦い、
すさまじい環境下に置かれて一鷹はアリスと共にめまぐるしいスピードで成長します
…しかし。なぜかそれが目立たない気がする。そんな意見もあります

きっとそれは、悠ニーサンやアリスやハルノの影響なんだろうな、と思ったり
今回成長役が、桃色の髪になったりとそれが表面におもいっきり現れるアリスや
口下手故にうまく伝えられず戦いを通して一鷹を戦争の舞台からおろそうとする
悠ニーサンにとられて、影に隠れがちになってしまうのかな

もっといえば、彼が中学生でありながら非常によくできた人間性なだけに、
それらをフォローする面の方が目立ってしまって
彼ら彼女らの成長を以て自身の成長が日陰に隠れちゃったのですね
しかし、それもまた「助ける主人公」としては非常によくできた要素だとは思います。
ただ、どうしても「地味」と言われても若干仕方ないところはあるのかも

もっと若々しく元気なところをたくさん描けば描くほどに、
どんどん魅力も積み重なってく良い子なんじゃないかなと思いますね



浩一や矢島。道明寺、カトル。「友達」と笑いながら肩を組んでいる一鷹を思い描く。
とてもらしさがあります
OGだとコウタや駆。秋水や統夜あたり、かな。


…カトルはあれでも17歳以上ですって?細かいことは気にしちゃいかんですよ



[PR]
by tuyuri_felnar | 2011-05-13 21:05

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり