雨を照らす太陽

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   晴れ渡る空からしとしとと雨

    とつぜんの夕立でしょうか
    空は眩しく晴れたまま



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  そうして天気雨は過ぎ去って

 残されたのは雨の空気を帯びた風だけ


陽光を浴びた雫が冷たい輝きを放っています




その風はアスファルトの匂いを引いてそのまま、ひやりとした空気を送り込みます
網戸越しに涼しみを感じつつ、虹が出てないかと外を眺める天音でした




【設定BGM: ゼノブレイドより『home town』】
未だにサブイベントが全て拾いきれてません…。穏やかじゃないですね





シャル「わ、雨降ってるじゃない」
駆「へ?さっきまで晴れてたろ?」
シャル「天気雨よ。洗濯物を軒下に避けとかなくちゃ」
駆「へー…珍しいな」
天音「うひゃあ。ここまで晴れてる中の雨ってむしろ清々しいね」
シャル「そう言ってる間に洗濯物はずぶぬれだけどね…。
     あらあら、天音の下着濡れちゃったわよ」
天音「えっ」
駆「まぁ、気まぐれの夕立だ。すぐに晴れるさ」
シャル「だといいけどね」
駆「ところで天音、狐の嫁入りって知ってるか?」
天音「ううん。なにそれ」
駆「昔からな、晴れてる中で雨が降るのには理由があるらしいんだ。
  そしてそれは狐が結婚式をやるからそのお知らせだってことらしい」
シャル「何それ。そんな伝承がこの国にはあるの?」
駆「ってアンザイ博士が言ってたぜ。大昔の話だけどな。
   ……ほら、話している間にもう晴れた」
天音「あ、ほんとだ」
シャル「ふぅん、この世界の狐はずいぶん気まぐれなのね」
駆「天気雨の直後は気温が下がって少し冷たい風が吹く。
  だけど陽光が降り注ぐからその後に湧き上る湿気が空気を生ぬるくする、そうだ」
天音「じゃあそれと一緒にアスファルトの匂いも一緒にわきあがってくるんだ」
シャル「私はまだあの匂いになじめないわぁ。それも誰かの受け売り?」
駆「まぁな。ラーダさんが言ってたぜ。高温多湿な日本の雨の特徴だってさ」
シャル「…ふぅん。それにしても、腹立つくらい晴れてるわね。
     あんだけうちの洗濯物を濡らしておいて」
駆「まぁまぁ。軒下で風にあたらせておけばいいさ。涼しい風が吹いてきてるだろ」
天音「ねぇねぇ。虹は出てるかな」
駆「ああ。きっと出てる。探してみるといいぜ」
天音「うん」
シャル「それじゃ、カラっと晴れたところでそろそろ晩御飯の準備でもしようかな。
     最近ショウコに和食を習ってるのよね」
駆「カラっと晴れたから今日は唐揚げ、とか言うなよ」
シャル「おバカ。ダ・サイダーでもないのにそういうこと言わないでよね」





今日くらいの夕方の空気が一番すごしやすいです@福岡県西部
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by tuyuri_felnar | 2011-05-21 18:50

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり