大人になりきれない少年少女のひととき

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  日曜日が夕方にさしかかる時分


だらだら過ごがちな本当に何気ないひととき









一鷹「ゴールデンアイしませんか」
駆「スマブラだな」
コウタ「ストⅢしようぜ」
天音「マリパがいいよ」
悠「……桃鉄」



【設定BGM:金色のガッシュベル!より 『カサブタ』】
バオウ・ザケルガァァァァァァアアアア






天音「やった、また一番だ」
一鷹「天音はゲームも巧いのか。大したもんだ」
天音「まぁうちにあるゲームくらいはそこそこにね」
駆「……また負けちまったぜ」
シャル「はい交代ー。ほら駆。コントロール渡して」
駆「ほらよ」
ショウコ「お兄ちゃんもよ。人数多いんだからドベから二番目まで交代!」
コウタ「えぇ、ちょっと待てよ。今回だけは勘弁な?な?」
ショウコ「だーめ。交代しなさい」
コウタ「ちぇっ、しょうがねぇなぁ」
シャル「アンタもまだまだねー。子どもっぽいこと言ってないで」
コウタ「なんだよ偉そうに。たいして年齢もちがわねーよ」
ショウコ「シャルさんは今年でいくつでしたっけ」
シャル「あたし?19よ。駆は17だけど今年で18よね」
駆「ああ。世代としては俺の一個上なんだよな。となると…ちょっと待て。
  ひょっとして悠さんと同じ年生まれか?」
シャル「えっ、マジ?」
悠「……俺は18だ」
ハルノ「微妙なラインだ。検証を要する」
シャル「ちょっと悠。こっち来て。隣に立ってみて」
悠「ことわる」
シャル「いいから」
悠「……」
コウタ「…並んで立って何やってんだ?」
シャル「どう?年上男女のちょっと大人びたオシャレオーラ。感じない?」
駆「感じない」
ショウコ「そうやって並ばれると、確かに私やお兄ちゃんよりは年上には見えるけど…」
コウタ「シャルのがガキっぽいな。ははは」
シャル「なぁんですってぇ」
一鷹「いや、案外似たタイプかも」
コウタ「は?どこが?」
一鷹「いまいち大人になりきれていないところとかな」
駆「ぶはっ」
コウタ「あはははは!そりゃいい!ちげぇねぇぜ一鷹!」
一鷹「子どもじゃないけど大人になれてない19歳って感じがなんとも…」
悠「……お前」
一鷹「うぉっとぉ、兄さん。半ば冗談だって!」
シャル「ってことは半分くらい本気なのかしら?」
一鷹「やだなぁ全部冗談ですよ冗談!もうすぐお二人とも来年でハタチでしょ?
   穏便にいきましょ穏便に」
ショウコ「そっか。悠さんもシャルさんも割ともうすぐ二十歳。
     大人になるんですね」
悠「……」
シャル「……改めてそう言われると、なんだか実感はないかな」
駆「まぁ、成人式に出席するこの二人はまだちょっと想像できないよな」
天音「エルンストにも成人式ってあるの?」
シャル「兄さまに聞いてみないとわからないわ。
    種族がいくつかあるからその分だけ年齢の概念も分かれるし…」
コウタ「成人式なんて悠さんとか出席しても開始10分でフケるんじゃねぇか?」
シャル「そもそも出席するのかしら?」
アリス「その辺どうなんです?」
悠「……知らん」



コウタ「だいたいガキっぽいからってそれがどうしたってんだよ。
    ガキはガキ。だったら自由にやらせてもらうぜ」
駆「まんま悪ガキの発想だな、コウタ」
コウタ「年齢じゃねぇ、男は度量で勝負だぜ」
ショウコ「そんなに器量良しでもないのに何言ってんだか……」
コウタ「言いたい奴だけ言わせておけばいいんだよ」
ショウコ「もう、そんなんだから進歩しないのよ」
コウタ「なんだとぉ?」
ショウコ「なによ」
一鷹「まぁまぁ、お二人とも落ち着いて」
シャル「だらしないわねー。ま、でもショウコがいれば大丈夫か」
ショウコ「もう、ショウコだっていつお嫁に行くかわからないんだから、
     いつまでもそんなんじゃショウコもお兄ちゃんも困るわよ」
悠「ほう」
コウタ「お、お、お、お嫁ってお前、そんなん言われても俺は……!」
ショウコ「ちょ、ちょっと。もう、冗談だって。ていうかお兄ちゃん顔赤すぎ」
ハルノ「熱くなりすぎだ。大丈夫か」
シャル「おばか」
コウタ「て、てやんでぇ!俺はいつも通りだちくしょうめ!」
天音「みんな話し合いで忙しそうだから僕らだけで再開しましょうか」
アリス「ですね」




さて、そろそろ日曜日も〆が来ますね
by tuyuri_felnar | 2011-06-19 17:18

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり