ふとあらためて考えてみる。彼のこと、彼女のこと

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    少年少女達の閑話

  気持ちゆるやかに、何気なく


 

食堂で食事を済ませ、食後の水をチビチビ飲みながら同年代の軽い世間話に興ずる駆とタスクとコウタ。
珍しい組み合わせ?








タスク「あり?お前ら聞いてる?」
駆・コウタ「あー、聞いてる聞いてる」
タスク「いやぁもうホントレオナちゃんが可愛くてさぁ!」
駆「うんうん」
コウタ「結構なことじゃねぇか」
タスク「いや可愛いっていうか、なんか素直じゃないとこがあってそこがむしろこうグっと…」
駆「まぁそういうのもむしろ魅力っていうからな」
タスク「そうそうそれでこないだなんて文句言いながら握り飯を差し入れてくれてよぉ」
コウタ「ちゃんと気遣いも出来るのか。いいこった」
タスク「そうなんだよ。相変わらず料理は微妙だけどそこは俺の愛でどうにかこうにか…」
駆「…噛み合っているようでなんか微妙に話が噛み合ってないな」
コウタ「誰だって惚気話する時はこんなもんだろ。お前もこんな感じになるんじゃねぇか」
駆「マジでか。気をつけよ」




【設定BGM:クロノクロス 『アルニ村・アナザー』】
たまに聞こえる「きゅい♪」という音がアルニ村の家々に木々が擦れる音や、ゆるやかな波に揺られる舟の軋みを彷彿とさせてとても落ち着きのある爽やかさを演出しています。住みたいなぁアルニ村。






タスク「ってか何でさっきから俺ばっかし喋ってんの?」
コウタ「お前が喋りたいからだろ」
タスク「いやまぁそうだけど。でもお前らだっているじゃん?
    たまにはお前らもそっちの話をさぁ、ねぇ?」
コウタ「俺いねぇぞ」
駆「ショウコちゃんとか」
コウタ「アホか」
駆「じゃあ以前行った異世界であったおてんばお姫様達の話は?」
コウタ「あれは好いた惚れたじゃなくて面食らったってのが一番正しいからダメだ」
駆「そーかい」
コウタ「ていうかお前が話せよ。お前がちょうどいいだろ」
駆「なんでだよ」
コウタ「……そこで毎回毎回いちいち説明せにゃ本当にわかんねぇのか?」
駆「あー…わかった。でも話すことなんてねぇぞ」
タスク「全くないことないだろー。一緒に暮らしてんだろ?」
駆「暮らしてるけど、でも本当に暮らしてるだけだぜ」
タスク「そんな馬鹿な話が」
駆「あるんだぜ、これがな」
コウタ「まぁ、コイツはな。体育会系なのに草食というよくわからん奴だから」
タスク「……ある種尊敬するわ」



タスク「じゃあさぁ、改めて聞くけどシャルちゃんってどんな娘よ」
駆「どんな娘って……どうもこうも」
タスク「なんかあるだろー?こういう所が可愛い!とかああいう仕草がたまらない!とか」
駆「まぁ、なんというか……うるさいヤツだよ」
タスク「あれまー…ド直球ね」
駆「結構怒るんだよな。まぁ大概原因が俺にあったりするんだけど。
  洗濯物放置してたり、当番なのに風呂沸かし損ねてたり」
コウタ「ああ、ショウコもそうだわ」
駆「あとこの間、一鷹と寄り道して遅くなった時はすげぇ怒られたな。
  それでも晩飯は作り置きをとっといてくれてレンジでチンしてくれたんだが」
タスク「ええの~。家庭的やの~」
コウタ「心配してくれんだろ。良いことじゃねぇかよ」
駆「まぁなぁ。そんで悪いことしたなと思ったんで謝りに行ったんだけど
  なんかケロリとしてたよ。その辺何考えてんのかよくわかんねぇや」

タスク「なんかこう、見た目に反して家庭的な面が見えたな」
駆「まぁ、朝飯は作ってくれるしな。とりあえず」
コウタ「他になんかねぇの?『どんな娘』って意味で」
駆「はぁ?……そうだなぁ。あとは……とりあえず活発だな」
タスク「ああ、それはわかるわ」
駆「とにかくやかましくてお姉さん風吹かせてて……あとは構いたがりだ」
コウタ「へぇ」
駆「好奇心が強いから何にでも反応するんだが、その分干渉したがりなとこがあるな。
  まあ俺はあいつなら何干渉されてもまぁ全然構わないんだが」
タスク「ほうほう」
コウタ(今さり気に惚気やがったぞコイツ)
駆「あとは、周りからスタイル良い良い言われるんだが本人はその辺頓着しないな」
タスク「あ、そうなの?」
駆「まぁ頓着しないっていうか、服装に関しては周りの視線に鈍感なところがある。
  アースティアルックで外出もするが家じゃシャツ一枚短パンでうろつき回ってんぞ」
コウタ「マジか」
タスク「今度お前ん家行くわ」
駆「来んな。まぁでも最近は割と落ち着いたな。俺達の世界の服が多くなった。
  ショウコちゃんとかと買い物しょっちゅう行ってんだろ、きっと」
コウタ「お前が連れて行かないのかよ」
駆「だって俺わかんねーもん。しま○らに連れてっちゃうぜ。お前もそうだろ」
コウタ「まぁ、俺なら知り合いの着物屋に連れていくだろうな」
タスク「その選択は……まぁデートならアリかな?ネタとして」

タスク「いやぁなかなか有意義な情報が聞けますな。他にはないんか?」
駆「後は……そうだな。あとやっぱあいつはメンタルが強いんだ。
  強気の言葉を引っ張る芯みたいなのがあって、以前俺もハッパかけてもらった。
  テンションは普通か高いかの二択ってイメージが強いな」
タスク「ふんふん」
駆「ただ、結構自分に自信持ってる奴なんだけど、それが実は強がりの裏返し
  なんじゃないかって思ったりする。落ち込みはしないんだが、家じゃたまに
  スキがある時があったりするんだよ。たまに緩んだ表情を見て『あれ?』って思うんだ」
コウタ「ふーん……駆よ」
駆「なんだよ」
コウタ「よく見てんなぁお前」
駆「え。そうかぁ?」
コウタ「そうかぁ、ってお前。喋れば喋るほどに出るわ出るわペラペラと」
タスク「どうもこうもとか言ってたのにノリノリだったな」
駆「いやお前らが語れって言うから…」
タスク「語れとは言ってねぇよ。なぁ?」
コウタ「ああ。言ってない」
駆「お前らな…。まぁいいけど」
タスク「やっぱ一緒に住むと細かいところまで見るもん?」
駆「どうだろうな。でも気にならないし気にしないってのもあると思うぜ。尊重だ」
タスク「俺もレオナちゃんと一緒に暮らす日が来るかなぁ。せめて生活感を見てみたいぜ」
コウタ「同居したら、見るのは結構だが常に見られもするってことを忘れんなよ」
タスク「……もうちっと俺も心を磨くか」







レオナ「…くしゅん!」
シャル「どうしたの?風邪?」
レオナ「なんでもないわ。誰かが噂でも立ててるのかしらね」
リオ「きっとタスクくんね。いつでもレオナのことを考えてるんじゃない?」
レオナ「……どうかしら」
シャル「レオナから見てタスクってどんなキャラ?」
レオナ「どう、って言われても……」
リオ「ちょっと軽く触れるだけでいいから」
レオナ「そうねぇ……不用心で無鉄砲で無茶ばかりするし」
リオ「ふんふん」
シャル「心配しちゃうのね」
レオナ「少し軽いところはあるし他の女性に目移りもしょっちゅうだし」
シャル「あら、嫉妬?」
レオナ「それにジガンの性能に物を言わせて自分自身をおざなりにするきらいがあって」
シャル「あ、あれ。ちょ、ちょっとレオナ?」
レオナ「第一、機体の運用理論から言えばタスクの運用にはどうしても不安があるのよ」
リオ「う、うん」
シャル「そ、そう」


一時間後―――


レオナ「でも性格的には優しいところもあって、この間おかゆ作ったときは…」
シャル「よ、よくわかったわ!あなたのタスクへの深い想いはよくわかりました!」
リオ「そ、そろそろギブアップかも…」
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by tuyuri_felnar | 2011-07-25 20:50

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり