夏バテはじめました

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   あつい、暑い、熱い

    テンパるコウタ





いよいよ夏休みも折り返し地点を過ぎたところ
相変わらず夏の暑さは絶好調ですけど太陽コノヤロ-ウヴォァー









駆「ふぅー、今年も熱かったぜ」
天音「甲子園、終わっちゃったねー」
駆「案外早いもんだよな。天音、今日はでかけないのか?」
天音「ご飯食べたら遊びにいくかも」
シャル「そろそろおひるだから準備手伝ってー」
駆・天音「はーい」


コウタ「かぁー、今年の甲子園決勝は一方的すぎじゃねぇか。もうちょいふんばれよ」
ショウコ「おにいちゃん。もうおひるだからねー」
コウタ「おう。ってお前、顔色よくねぇけど大丈夫か?ちゃんと食ってるか?」
ショウコ「きょ、今日はちょっと暑いから……でも大丈夫」
コウタ「そ、そうか…」




【設定BGM: ゼノブレイドより『Daily life』】
穏やかな日常を。






シャル「お昼できたけどー」
駆「うーす」
天音「はーい……うっ」
駆「おお…」

シャル「どうしたの?」
駆「ど、どうしたって」
天音「おひるから凄い量だね…」
駆「炒飯、焼きそばに豚の冷しゃぶ……まだあるのか」
シャル「何言ってんのキッチンにもまだあるのよ。ほら駆、もってって。
    そして晩御飯はウナギよ」
駆「家計と相談して決めてくれればまぁいいけどよ」
天音「これ、全部食べなきゃダメなの…?」
シャル「そうよ天音。夏バテしないように精をつけるの。
    ただでさえ食が細いんだから。がんばって食べるのよ」
天音「が、がんばってみる」
駆「気にすんなって天音。残した分があるなら全部兄ちゃんが食べてやるからな」
シャル「……」
駆「なんだよそのジト目は」
シャル「べっつにー」
駆「なんだよ。言えよ」
シャル「絶対ソレのせいよね。間違いないわ。
    アンタはモリモリ食べるのに天音の食がいまいち細い理由」
駆「は?」


天音「あ、電話鳴ってる。出てくるね」
シャル「いいわ。あたしが出るわよ。ご飯食べててね」
天音「ありがとー」
シャル「残しちゃダメよ」
天音「う、うん…」
シャル「はいこちら稲葉ですけどー。……え、コウタ?」
天音「へ?」
駆「ほ?」


コウタ『あ、おいシャル!?シャルか!?』
シャル「聞こえてるわよ。どうしたの」
コウタ『ショ、ショウコが、たたた倒れちまった!』
シャル「はぁっ!?アンタ今度は何したの?」
コウタ『い、いやだから俺も何がなんだか……っておいショウコ!?』
シャル「え?」
ショウコ『あ、こんにちは。シャルさん…』
シャル「ど、どうしたのショウコ。ずいぶん疲れた声じゃない。大丈夫なの?」
ショウコ『なんにもないですよー。単にちょっと夏バテ気味、かな…』
シャル「そう。じゃあ今日は無理しないでもう寝てなさい。お大事にね」
ショウコ『でも、洗濯物いれてそのあとでお買いものにいかなきゃ…』
シャル「そのくらい隣にいるバカ兄にさせときなさい。後で様子見に行くから。
    じゃあ傍のバカに代って」
コウタ『ショ、ショウコは大丈夫だよな?』
シャル「まぁ、本当に夏バテなら今日一日ゆっくり休ませれば多分ね…。
    今日くらいは家事を代わってあげなさいよ」
コウタ『お、おう。たりめぇよ!』
シャル「キサブローさんは?」
コウタ『出払ってるよ。どっか知り合いの研究所に行ってるらしい』
シャル「じゃあお兄ちゃんのあんたがしっかりしなきゃ。面倒みてあげてよね」
コウタ『ああ。わかってる』
シャル「もともと芯の強い子なんだから。そういう子が倒れるのは余程のことなのよ」
コウタ『そうか…そうだよな。……俺が、気付かなきゃいけねぇんだ』
シャル「まぁそうだけど、でもそんなに気を落とさないでよ。
    大事にはならないみたいだし、今から気をつければいいことよ」
コウタ『今思い返してみれば、確かにここ最近様子がおかしかったんだ』
シャル「…………」
コウタ『夏だからって俺らにばかりウナギとか肉とか精のつくもん食わしてよ、
    ショウコ自身はそうめんとかもずくとか質素なもんばかり食ってて…』
シャル「ショウコ…」
コウタ『そうめんが好きだから、夏は冷たいものがいいからってそうめんばっかり
    食ってて、それなのに家事炊事はいつも通り一通りこなしていた。
    それで今日の昼もそうめん食って、そんなあいつを見ていて俺は、俺ァ……』
シャル「コウタ…」


コウタ「てっきり、笑いを取る練習をしてるのだとばかり…」
シャル『いやいやいやいやアンタ、バカ。アホ』


コウタ『今日び天丼ネタなんてのはなぁ……うっ』
シャル「『うっ』じゃないわよばかちん!弱ってることくらい気付きなさい!」
コウタ『んなっ、バッ、バカとはなんだよ!人がせっかく相談を…』
シャル「あーもう、とにかく。もう夏バテ起こしてるんなら無理はさせないこと。
    むしろこれからは食べ物もあっさりしたものにしなさいね」
コウタ『精のつくもん食わせなくてもいいのか?ウナギとか』
シャル「今の状態じゃ体が受け付けないわよ。お粥とかお茶漬けとかあっさりしたもの」
コウタ「そうめんは?」
シャル「ダメじゃないけど、他で栄養摂らせないとダメ。塩分も大切。あと梅干しとかね」
コウタ「つっても色々買ってこねぇとウチには漬物と梅干しくらいしかないぜ」
シャル「十分よ。お粥にお漬物。胃も体も落ち着く素敵なメニューじゃない?
    あと冷蔵庫にお豆腐とかある?あれば冷や奴とか作れるし他に……」
コウタ『ちょ、ちょっと待てメモるからよ!』
シャル「はいはい」


天音「電話、長いね。何かあったのかな」
駆「さぁな。でもコウタが慌てるってことはたいていショウコちゃん絡みだろうな」
天音「そうなの?」
駆「あたぼーよ」


コウタ『いろいろサンキューな。やってみるぜ』
シャル「うん。じゃあがんばって。後で駆達と様子見に行くから」
コウタ『おう』
シャル「じゃあね」 ガチャン

シャル「ふー…」
駆「ショウコちゃんがどうかしたのか?」
シャル「よくわかるわね。夏バテだって」
駆「あちゃー。大丈夫なのか?」
シャル「たぶんね。でも心配だから後で様子みにいきましょ」
駆「ああ。天音も気をつけろよ」
天音「うん」
駆「もし夏バテになっても水を頭からかぶってアクエリをガブ飲みすれば大丈夫だからな」
天音「うん!」
シャル「そんな、水責めじゃないんだから…。これだから体育会系は…」




夏バテもですけど夏風邪も怖いですねー
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by tuyuri_felnar | 2011-08-21 12:00

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり