夏休みの宿題。終盤

b0218972_2473933.jpg
b0218972_0505658.jpg


  夏休みも終わりが見えてきました

このへんから外で遊ぶ子が激減します

   ところでコウタ宿題やった?












コウタ「何もしてないのに怒られるなんてことないよな」
駆「まぁ、何もしてないならなぁ」
コウタ「ならよ。こういう図式が成り立つわけだ」
駆「どんな?」
コウタ「宿題なにもしてねーけど問題ねーってこった!」
駆「なるほど!ああ無いぜ!問題無い無い!!」

統夜・秋水「バカヤロー!!」




【設定BGM: 平成たぬき合戦ぽんぽこより『たぬきの暮らし』】
……また見たくなってきました







秋水「……で、コウタは?」
統夜「ショウコちゃんに家へ引っ張られていった」
秋水「駆は?」
統夜「家の方が集中できるからって自発的に帰っていったよ」
秋水「じゃあ俺らはもう少しファミレスでふんばるかぁ」
統夜「そうだな」
秋水「聞かれても教える脳みそないからわからなくても俺に聞くなよ」
統夜「最初から期待してないよ」
秋水「お前は家でやんねーのか?」
統夜「あの環境で集中できるわけない。家で女3人に毎日まくしたてられてみてくれ。
   …何で自分が未だ平静を保てているのか不思議なくらいだ」
秋水「あのハーレムの裏にそんな事実があるとはなぁ…。わからんもんだな」
統夜「…こうしてる間にも携帯の着信が4件入ってる」
秋水「あはは…。羨ましいやら哀しいやら…」
統夜「そういうお前は家でやらないのか?」
秋水「工場ががなりたてる轟音の傍で勉強できるか?それこそノイローゼになるぜ」
統夜「ロボット作ってるからなぁ。確かにその辺すごそうだ」
秋水「おまけに勉強そっちのけで家業を手伝え手伝えうるせーし。
   親父達は俺を人間扱いしてねーんだよな、基本的に。継がす気もマンマン」
統夜「ふぅん」
秋水「ま、だから俺はせめてもの反抗心でこうやって勉強やってやるわけ。
   勉強できてて喜ばない親はいないだろ?学生の本分は勉強だ、って言えるんだよ」
統夜「なるほどなぁ」
秋水「おかげで成績は悪くねぇし教師もうるさくないから助かってるけどな」
統夜「そこは親父さんに感謝か」
秋水「いやぁ感謝はしねぇ。あの親父と毎日喧嘩するんだから学校では穏やかがいい」
統夜「あはは…」




シャル「紅茶、淹れたけど」
駆「ん、サンキュ」
シャル「…何やってんの?」
駆「勉強」
シャル「嘘おっしゃい。何やってんの?」
駆「べ ん きょ う」
シャル「ふむふむ、なるほどね。……で、ホントは何やってるの?」
駆「だから勉強だって言ってんだろうが!これ何だ?この難解で分厚い紙の束は!?」
シャル「本ね」
駆「そうだよ本だよ」
シャル「ちなみにタイトルは『猿でもわかる英文ぽ…』」
駆「ちょっ、タイトルはやめろ恥ずかしいから」
シャル「結局、このギリギリになっても宿題が終わらないわけね」
駆「今年も忙しかったからなぁ」
シャル「そうねぇ……。…………ん?」
駆「どうした?」
シャル「今年って忙しかったっけ?」
駆「え?」
シャル「……今年の夏、何かした?ひょっとして何もしてなくない?」
駆「さすがに冗談だろ。えーっと…………あー……なんだ」
シャル「結局海は行ってないし、祭りの類とかもなかったような…」
駆「……」
シャル「……」
駆「…………」
シャル「…………」

駆「秋!秋はどっか行こう!」
シャル「よし!言質取った!!」





ショウコ「はい英語の制限時間あと10ふーん…」
コウタ「…………」 カリカリカリカリカリカリ
ショウコ「あと7ふーん」
コウタ「…………」 ゴゴゴゴゴゴゴ
ショウコ「あと5ふーん」
コウタ「……」 ガタッ!!
ショウコ「休憩は10分前に取りました」
コウタ「……ト、トトト」
ショウコ「トイレは5分前に行きました」
コウタ「そ、そうだ!ジャーダさんとこに回覧板がさっき…!」
ショウコ「もう持って行きました」
コウタ「……く、くぅ…」
ショウコ「あと少しよ。もう少しがんばったら休憩だから」
コウタ「ホ、ホントか!?」
ショウコ「もう。最初に済ませておかないからこうなるの。
      次の休憩が最後ですからね!」



一鷹「…………」 カリカリカリカリ

一鷹「………………」カリカリカリカリカリカリ


一鷹「……よーし、全部終了だ」

悠「普通すぎてネタにならんな」
アリス・ハルノ「ですね」
一鷹「へ、平和的でいいじゃないか」

[PR]
by tuyuri_felnar | 2011-08-30 23:30

漫画やビデオゲームのライティングや小説執筆等を中心に活動してます。


by ななくさ つゆり